初心者向けポートボールのルール設定【学童バスケ指導メモ】
学童バスケの練習では、体育館が利用できないときに、運動場でポートボールを行うことが一般的です。
学童バスケは、運動が得意な子とそうでない子が共に楽しめる内容が求められるため、最適なルール設定が不可欠です。
以下に、ルール設定に関するアイデアを紹介します。
ドリブルなしルール
全員が楽しめることを目的とする場合、ドリブルを禁止することが必要です。ドリブルが禁止されることで、参加者全員がボールに触れるチャンスができ、運動が苦手な子たちも楽しみやすくなります。
得点時にゴールマン交代
得点が入った時には、両チームのゴールマンは別の子に交代します。この際には、番号の付いたビブスを使用することで、交代の順番を明確に示し、誰が交代するかについての混乱を防ぐことができます。
進入禁止エリア
ゴールの周りに半円状にコーンやマーカーを置き「進入禁止エリア」を設置します。進入禁止エリアにはオフェンスもディフェンスも入ることができません。これにより、近距離の手渡しシュートを防ぐことができます。
ドッヂボール投げの禁止
バスケットボールを使用する場合、ドッヂボール投げをすることは禁止します。柔らかいボールを使用していても、力の強い子が有利になってしまい、キャッチがまだままならない子にとっては恐怖を感じることがあるためです。
コンタクトの禁止
相手にぶつかったり、相手が持っているボールに触れることはできません。相手にワンアーム以上近づくことはできません。これにより、怪我のリスクを減らすことができます。
ガードマンなし
通常のポートボールにおけるガードマンを廃止することで、ボールとゴールマンを結ぶラインを遮ることに集中する意識を持たせることができます。このルールは、バスケットボールのディフェンスの基本的なポジショニングを身に着けることを目的としています。
学童バスケで運動場でポートボールを行う場合の最適なルール設定を紹介しました。今後も、全員が楽しめるように、かつケガのリスクを一層減らせるようなルール設定を探求していきたいと考えています。新たなアイデアが浮かんだ場合には、随時紹介してまいります。