小学生バスケットボールのヘルドボールシチュエーション:安全でフェアなプレーを守るための指導ポイント
バスケットボールの試合では、時々、プレーヤー同士がボールを同時に掴んで離さない場面が見られます。これを「ヘルドボール」と呼び、特に小学生のような初級者がプレーする場合、この状況が乱暴なボールの取り合いに発展することがあります。私は、小学4年生を指導する中で、選手たちが安全にプレーできるよう、笛を吹くタイミングに気をつけています。
ヘルドボールのタイミングを見極めるポイント
ヘルドボールの判断基準は、2人のプレーヤーが片手や両手でしっかりとボールを押さえ、どちらもボールを制御できない状態の時です。特に熱くなってくると、無理にボールを奪おうとして接触が激しくなることがあります。そうなる前に、適切なタイミングで笛を吹くことが重要です。
ルールブックの原文参考
「ヘルドボールは、両チームの1人あるいはそれ以上のプレーヤーがボールに片手または両手をしっかりとかけて、どちらのプレーヤーも乱暴にしなければそのボールのコントロールを得られないときに宣せられる。」
その他のヘルドボールの状況
ボールを両手で掴み合う典型的なヘルドボールのほかにも、以下の動画にあるようなシュートを上から抑え込むような状況も時々目にします。これもヘルドボールの一種として注意深く見極めることが大切です。
こういうのはトラベリングだと思っていました。 #ヘルドボール pic.twitter.com/42BhwBXBKT
— クワイチ (@kawhichi) October 19, 2024
子どもたちへの説明
私は、子どもたちには「2人のプレーヤーがボールを同時に掴んで、どちらもボールを動かせない時は、ヘルドボールになるよ」と説明しています。これにより、選手たちは自分たちの行動を認識しやすくなり、乱暴な取り合いを防ぐ意識が生まれます。