時計がエスパ Written by Kawhichi

自主練習時間の課題と改善策:小学生バスケ指導の工夫

未分類


自主練習を効果的に行わせることは、小学生のバスケ指導において重要なテーマです。今回は、短い体育館利用時間を有効活用するために直面した「自主練習時間の課題」と、その改善策についてお話しします。

自主練習時間の課題:カオスな状況の発生

体育館の利用時間が1時間15分程度と短いため、子どもたちには体育館に来た人から順次、自主的にストレッチやボールハンドリング、フィニッシュの練習を行ってもらっていました。しかし、時間が経つにつれて決められた練習内容以外のことをやり始める子が増え、次のような「カオス」な状況が生まれました:

  • 安全性の低下:ボールが飛び交い、ぶつかるなどの危険が増える。
  • 効率の低下:一部の子が集中力を欠き、練習がスムーズに進まない。

子どもたちへの伝え方:カオスの意味と問題点

こうした状況を改善するため、「カオス」という言葉を用い、ルールを守る重要性を子どもたちにわかりやすく伝えました。

実際に伝えた内容:

みんな、『カオス』って知ってるかな?『カオス』というのは、何がどうなっているかわからないくらい物事がバラバラで、順番やルールがなくて、すごく混乱している状態のことを言います。

例えば、おもちゃや本が全部床に散らかっていて、どこに何があるのかもわからないような部屋を想像してみてください。何をどう片付けたらいいのかわからなくなるかもしれませんよね?それが『カオス』です。

『カオス』は『整っていない』『めちゃくちゃ』という意味もあるけど、『どうなるか予測できない』感じもあるんです。

カオスの問題点:

練習中にみんながルールを守らなかったら、『カオス』な状態が起こります。例えば、ボールを使う順番を守らなかったら、あっちでもこっちでもボールが飛んで、ぶつかったり怪我をするかもしれません。練習を安全に進めるためには、ルールを守ってみんなで協力することが大事なんです。

改善策:ルールを守るための工夫

  • 練習内容を明確化:ストレッチやボールハンドリングなど、具体的な練習内容を紙に書き出し、視覚的にわかりやすくしました。
  • 練習場所の指定:誰がどのエリアで練習をするかをあらかじめ決めることで、ボールの衝突や混乱を防ぎました。
  • 進捗確認のタイミングを設定:時間を区切り、定期的に指導者が声をかけることで、子どもたちが練習内容から逸れないようにしました。

おわりに

自主練習時間を有効活用するためには、ルールを守ることの大切さを子どもたちに理解してもらい、安全で効率的な環境を作ることが重要です。この取り組みが、同じような課題を抱える指導者の方々の参考になれば嬉しいです。